霧島山の最高峰『韓国岳』に登ってみたよ!!
今年の9月、家族で高千穂峰への登山に挑戦しましたが、あえなく途中で下山という結果。年内にリベンジしたいなと思ってたのが叶ったというお話です。
途中下山の記事はこちら。
2016/10/05
12月3日の土曜日、この日は家族揃って何も予定がない日、数日前から山登りをしようとママと話をしていました。
行き先は、前回の『高千穂峰』のリベンジといきたいところですが、山歩きに慣れていない我が家にとって、2回連続の途中下山だけはしたくないなと。
登りやすさを考え、今回は高千穂峰と同じ霧島山の最高峰の『韓国岳』。
この山は標高は1,700mで、山の名前は諸説あるようですが、「山頂から韓の国(朝鮮半島)まで見渡すことができるほど高い山なので、韓国の見岳と呼ばれた」のが由来らしいです、実際には山頂から朝鮮半島は見えないらしいけど^^;
この韓国岳も高千穂峰と同じく、僕が小学生の頃に家族で登った山で、かなりキツかったことを覚えています。その時は、天気も悪かったのか、それとも疲れ切っていたのか、頂上の様子や眺望など、まったく記憶にありません^^;
登山当日、自宅を出発したのが9時前だったかな!?
霧島近辺まで来たところで、あまりの天気の良さにママと「韓国岳じゃなくて、やっぱり高千穂峰にしてみる!?」と何度かそんな会話をしてました。
最終的に、「急な予定変更は良くないよね」という結論に達したので、予定通り『韓国岳』に登ることに。
さて今回の登山コースは、えびの高原側から登って、えびの高原側に下りるというコース、一般的なコースタイムは登り1時間半の下り1時間、これなら頑張れそう^^
登山口近くに到着したのは11時10分頃、このあたりの標高は1,200mで気温は10℃。
天気は、登山にぴったりの最高の青空でほぼ無風、せっかくなので記念写真を撮りましたが、みんな緊張してた??
11時17分に登山開始。
正面に見えているのが、これから登る『韓国岳』で山頂はこの角度から見えない感じ、先は長い^^;
歩きはじめて5分ほどで、「人体に有害な濃度の高い火山性ガスが発生しています。危険ですのでここから先は立入らないでください」の看板が。
リュウキはこれを見て「パパ、危ないみたいだから帰ろう!!」と、確かにこんなの見たら引き返したくなりますよね・・・、「今は噴火してないから、大丈夫だよ」と説明し、そのまま進みます!!
先程の看板の火山性ガスを出しているのは、この硫黄山。
たびたび火山活動が活発になっていて、この登山の9日後の12月12日に火山性地震が増え、現在は噴火警戒レベルが2の火口周辺規制になり、硫黄山火口周辺の1kmは立入規制になっています。
なので、現在はこの登山ルートは登れなくなっているようです。
歩き始めはこんな山道。
リュウキに「100m登るごとに気温は0.6℃下がるんだよ。1,200mのとこで10℃だったから、1,700mでは何℃?」と言うと、しばらくして「7℃、寒いじゃん!!」の答え。
一合目(標高1,300m)に到着、時刻は11時32分。
登山開始から15分で、まだまだ元気ですが、先のことを考えて、この○合目のとこで必ず休憩することに。
ニ合目(標高1,350m)に到着、時刻は11時41分。
リュウキは自分のペースで登りたいようなので、僕とリュウキ、ママとミリュウのペアで、登っていくことに。
三合目(標高1,410m)に到着、時刻は11時56分。
思ってたよりもミリュウもついてきてましたが、やっぱりまだ小学2年生、「もう疲れた~」と。
なので、ここでちょっと長めの休憩、2人の最近のお気に入りの『柿ピー』を食べて元気を出します^^
このあたりから、地面のあちこちに霜柱が現れました。
天気が良かったため明け方はかなり冷え込み、登山口近くのえびの高原の午前8時の気温は-3℃だったらしい……、そりゃ霜柱でるはずです。
ちょっと登っては霜柱を取る、また登っては霜柱を取る・・・、先を急ごうよ^^;
でかい霜柱が取れたのが、ミリュウは嬉しかったようで「見て~見て~」。
見せてくれると思いきや、投げつけてきました!!。楽しんでるんだったらいいけど^^;
しばらく登ると、高い木は無くなりゴツゴツした岩が現れはじめます。
四合目(標高1,450m)に到着、時刻は12時7分。
山頂まで残り1.2kmの表示をみて、リュウキが「残りの距離は校庭7周ないぐらいだから楽勝!!」と言ってたけど・・・
この四合目から五合目の間の岩場が結構つらかった^^;
ちょうど山頂付近がまったく見えない角度になっていて、先が見えないことで疲労感が半端なかった・・・
五合目(標高1,520m)に到着、時刻は12時18分。
この場所はちょっと広くなっていて眺めもよく、多くの人がここで一休みをしていました。
ここで我が家も20分ほどの長めの休憩。
それが功を奏したのか、リュウキもミリュウも、すっかり体力が回復したらしい^^
六合目(標高1,570m)に到着、時刻は12時39分。
拍子抜けするぐらい、五合目と六合目の間はあっというまの通過でした。なだらかな登りで時間がかかるよりも、急登を短時間の方が精神的に楽ですね^^
さっきの元気はどこへやらのミリュウ。
かなり疲れてきたのか、口数が減ってきてます^^;
七合目(標高1,600m)に到着、時刻は12時47分。
リュウキには雲が眼下に広がっているのが不思議なようで、「雲の高さって、どうして変わるの?」という難しい質問、子どもの『どうして?』にはできる限り答えてあげたいですけど、難しい・・・。
ここから先、ごつごつした溶岩のような岩場が続きます。
リュウキは、土の登山道より、こんな岩場の方がやっぱり好みらしい。
大幅に遅れるとと思ってたミリュウも、必死について来てました^^
後で聞いてみると「上にパパ達が見えてる方が安心」らしい。
八合目(標高1,640m)に到着、時刻は12時57分。
ゴールが見えてくると、足取りも軽くなります。
九合目(標高1,670m)に到着、時刻は13時2分。
八合目から5分で登ってきました、なかなかのペースです^^
13時6分、山頂(1,700m)に到着、最高の天気、眺望が素晴らしい!!
手前に見える火口が2011年の噴火も記憶に新しい『新燃岳』、奥に見えるのが前回途中で下山した『高千穂峰』、いつか向こうも登ってみたいです!!
遅れること3分ほど、ママとミリュウも無事に到着。
よく頑張りました!!
ひとまず3人で記念写真。
表情から笑顔がなく、完全に疲れ切ってますね^^;
韓国岳の火口を覗いてみると、思ってたよりも深い。
後から調べてみると、火口の直径は900m、深さは300mもあるらしい、さらにこの火口に降りる人もいるらしい、すごい^^;
時刻は13時半過ぎ、休憩中にちょっと食べてたはいえ、だいぶお腹が空きました。
お昼ごはんに持ってきたチキンラーメンを作ります。
小学4年生のリュウキは、ちょうど理科の授業で水の沸騰や沸点を習っていたので、「水は何℃で沸騰する?」と聞いてみると、「100℃でしょ」と。「低いところだとそうだけど、高いところだと100℃までは上がらずに沸騰するんだよ。このあたりだと94℃ぐらいで沸騰するんだよ」と説明すると、「へー、なんでだろう!?」と。
それから、よっぽど疲れていたのか、食べ終わったシェラカップを片手に持ったまま、ぼーっと周りの山を不思議そうに眺めてました。
せっかくなので、韓国岳の山頂標識で記念写真。
表情が完全に疲れてます^^;
風も弱く天気も快晴で12月としてはかなり暖かく、山頂付近でも凍えることもありませんでした。
たっぷり1時間ほど、ご飯を食べたり、景色を眺めたり、日常では味わえない時間と空間を満喫することができました^^
その後、14時過ぎに下山を開始。
リュウキとミリュウに「次の目標は、向こうに見える高千穂峰だね」と言うと、「えー!!」と言いながらも満更でもなさそうでした、この時は^^
僕とリュウキが登山口に戻ってきたのは15時前、それから遅れること10分ほどでママとミリュウも到着。
下山後は「足湯の駅 えびの高原」で一休み、パンパンになった脚を足湯で癒やします。
こうして、我が家の韓国岳登山は無事終了^^
登るにはちょっと遅すぎる時期かなとも思いましたが、最高の天気に恵まれて、最高の景色を家族で楽しむことができました。
リュウキとミリュウが大きくなって、いつかこの日の事を思い出してくれるといいな~。
おしまい。
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この記事へのコメント
こんばんは~
いいお天気ですね!僕が登った時とは大違い・・・。
このぐらい天気が良いと12月でも行けるんですね!
来年はもう少し山にも力を入れたいところです。
りょーさんらしい詳細なレポ流石です♪
いいお天気ですね!僕が登った時とは大違い・・・。
このぐらい天気が良いと12月でも行けるんですね!
来年はもう少し山にも力を入れたいところです。
りょーさんらしい詳細なレポ流石です♪
>りんたくさん
こんばんは~(^^)
今日は珍しく夜勤で今ちょうど休憩中だったのですが、りんたくさんも凄い時間に起きてますね!?
この韓国岳に登った日は、ほんと最高の天気でした!!
私も12月の登山は厳しいだろうなと思ってたんですけど、ご近所の方から、1年ほど前にご家族で高千穂峰に登ったというお話を聞いていたので、無謀にも行ってみました^^
山登りって、登っている途中は「なんでこんな事してるんだろう!?」って気分になったりしますが、登り終わるとなぜかまた行きたくなりますよね、不思議と。
こんばんは~(^^)
今日は珍しく夜勤で今ちょうど休憩中だったのですが、りんたくさんも凄い時間に起きてますね!?
この韓国岳に登った日は、ほんと最高の天気でした!!
私も12月の登山は厳しいだろうなと思ってたんですけど、ご近所の方から、1年ほど前にご家族で高千穂峰に登ったというお話を聞いていたので、無謀にも行ってみました^^
山登りって、登っている途中は「なんでこんな事してるんだろう!?」って気分になったりしますが、登り終わるとなぜかまた行きたくなりますよね、不思議と。
おはようございます。
リベンジ韓国岳、お疲れ様でした。
最高の天気で、それもご家族揃っての登山で、
みなさん満足したのではないでしょうか。
空気の澄んだ綺麗な景色に、
癒されたことと思います。
最後の足湯で疲れも飛んでいったでしょうね。
登山って、
登山後の充実感がたまりませんよね~。
リベンジ韓国岳、お疲れ様でした。
最高の天気で、それもご家族揃っての登山で、
みなさん満足したのではないでしょうか。
空気の澄んだ綺麗な景色に、
癒されたことと思います。
最後の足湯で疲れも飛んでいったでしょうね。
登山って、
登山後の充実感がたまりませんよね~。
1時間半で登れるならって思いましたけど、
画像見る限り結構厳しそうですね。
山頂からの景色はすごく壮大ですね。
次回は高千穂レポお待ちしてます。
画像見る限り結構厳しそうですね。
山頂からの景色はすごく壮大ですね。
次回は高千穂レポお待ちしてます。
>ガーさん
こんばんは~(^^)
ほんと最高の天気に恵まれて、山頂からの眺望を満喫することができました!!
子ども達にとっても、山の上からの景色は新鮮だったようですが、2人ともその日の日記には「楽しかったけど、山登りはもうこりごりです。」って書いてましたよ^^;
こんばんは~(^^)
ほんと最高の天気に恵まれて、山頂からの眺望を満喫することができました!!
子ども達にとっても、山の上からの景色は新鮮だったようですが、2人ともその日の日記には「楽しかったけど、山登りはもうこりごりです。」って書いてましたよ^^;
>まさっちさん
こんばんは~(^^)
1時間半で軽く見てましたが、いざ登ってみると六合目あたりできた事を後悔してたりでした^^;
そこから先はゴールが見えてきたので、気持ちよく登ることができたのですけどね。
次は高千穂峰、頑張ります!!
こんばんは~(^^)
1時間半で軽く見てましたが、いざ登ってみると六合目あたりできた事を後悔してたりでした^^;
そこから先はゴールが見えてきたので、気持ちよく登ることができたのですけどね。
次は高千穂峰、頑張ります!!